はじめに

動画をオンラインで視聴する際に、動画の解像度、ビットレート、そして転送量がどのように関係しているかを理解することは非常に重要です。
理由として、データ通信量に応じてユーザー様の動画再生速度を向上させたり、通信量を減らすことで快適な視聴環境を構築することが可能なためです。
この記事では動画の解像度とビットレートと転送量について詳しく説明し、それぞれがどのように関係するかを深掘りしていこうと思います。

解像度

解像度は動画の画質を決定する要素の一つで、動画の縦横のピクセル数で表されます。一般的な解像度には、以下のようなものがあります。

※PCモニターをベースに記載しています。テレビのモニターの場合2Kの解像度が異なる可能性があります。

解像度が高いほど、より詳細な映像が表示されますが、その分データ量も増加します。

解像度の数の後によく記される「p」は、　ピクセルの「p」ではなく、プログレッシブスキャンの頭文字で使用されます。

ビットレート

ビットレートは、動画データが秒間にどれだけ転送されるかを示す指標で、通常はkbps（キロビット毎秒）やMbps（メガビット毎秒）で表されます。ビットレートが高いほど、動画の品質が良くなりますが、その分データ量も増加します。

ビットレートの目安

1バイトは8ビットであり、1メガバイトは1024キロバイトに相当します。

これらのビットレートは目安であり、具体的なビットレートは圧縮技術やエンコーディング方法によっても異なります。

転送量

転送量は、特定の時間内に転送されるデータの総量を指します。転送量は、動画の解像度とビットレートに依存します。高解像度で高ビットレートの動画は、より多くのデータを必要とします。

例えば、1時間の動画の転送量を計算する場合、ビットレートが5Mbpsであれば以下のデータを通信することになります。
※データの通信とはスマートフォンのキャリア契約をしていただく際に上限値（3GB、20GB、使いたい放題のようなプラン）のデータを使用するのでキャリア通信を使われる際には注意が必要です

転送量（GB） = （5（Mbps） × 3600（秒）） ÷ 8 ÷ 1,024 ÷ 1,024 = 約2.1 GB

解像度、ビットレート、転送量の関係

動画の解像度とビットレートが増加すると、転送量も増加します。以下の表は、一般的な解像度とビットレートの組み合わせにおける1時間あたりの転送量の目安です。

ピッパサック標準機能で上記不安を解決

ピッパサックでは以下の機能があるので、簡単に最適な形式で動画をアップロードすることが可能です。

• 動画をアップロードする際に解像度、ビットレートを自動的に変換する機能
• 高ビットレート、高解像度の動画を低ビットレート、低解像度で再生させる機能（スマホ時に有効的）
• 自身の動画プランを超えるデータ転送量になった場合に自動で低解像度で再生させる機能

※変換処理を行うとアップロードに少し時間がかかります

ピッパサックは無料で始められます

ピッパサックはクレジットカード登録なしで無料で始めることができます。
また、無料期間中に継続でのご利用をご希望の場合は、お支払いをしていただければ作成途中から続けての制作が可能です。

結論

動画の解像度、ビットレート、転送量は密接に関連しています。高解像度で高ビットレートの動画は、高品質な映像を提供しますが、転送量も多くなります。
ユーザー様の視聴環境やインターネット接続速度に応じて、適切なバランスを見つけて設定することが重要です。

ご不明点は以下よりお気軽にお問い合わせください。